止まらない・・・
“おてんば少女”から”しとやか淑女”まで虜にする、黒と白の一流魔術とは。
 

オレオ

備長炭のように黒いクッキーで純白のバニラクリームをはさんだお菓子のロングセラー。いくつかの焼き菓子会社が合併して誕生したアメリカのナビスコ社が1912年に発売開始。ココアとバニラの絶妙な組み合わせが現在も世界中の人々を虜にしている。

オレオ/ヤマザキナビスコ株式会社
http://www.yamazaki-nabisco.co.jp/oreo/index.html
nabisco
http://www.nabiscoworld.com/oreo/


アテンションプリーズ。ロンドンです。
本日の快適な空の旅、到着予定地は「クッキーの一流、オレオ」よ。

全てのモノは2種類に分けられるってこと、ご存知かしら?
そう、飽きのくるものと、飽きのこないもの。
世の中の全てのモノはこの2種類に分けられるってわけ。
ま、「男」なんてのはその最たるものなんだけど!(笑)
でも今回のテーマは、私たちの人生の句読点・・・お菓子なの。

アメリカで誕生したこのオレオなんだけど、誕生の歴史を紐解くと
20世紀の初頭、1912年にまでさかのぼるわ。
ちなみに日本の元号が明治から大正に改元されたのがこの年っていうんだから、
オレオの歴史は、推して知るべし!
そのほぼ一世紀の軌跡に思いを馳せれば、飽きのくるものかこないものかなんて、愚問かもしれないわね。

そう、オレオ。誰もがその名を知っている、超一流の商品よね。
二枚のブラックココアクッキーの間にバニラクリームがサンドされている、
言わずと知れた逸品よ。
この魅惑的な青いベールの下には、かぐわしいほろ苦さと濃厚な甘さの
一流コンビネーションが控えているの。

・ ・・でも、ちょっと待って。
そういえば男って、そんなにオレオに執着してなくない?

例えば二人でお家で映画なんて見てるときに買って来てても、
「・・・・・・・あれ、食べてるの私だけ?」ってときあるものね。
アレは悲しいわ。
まるでオレオという宇宙にたった一人取り残された
孤独なアストロノーツの気分・・・・・・。
わかるでしょ? そんなニュアンスなのよ!!

いったい何で!? 何で男たちってオレオに無関心でいられるわけ!?
ねえオレオ、聞いてるの!?
オレオ、私のクエスチョンに答えてよ!!
その黒いクッキーを口みたいにパクパクさせて、
私のクエスチョンに答えてよッ・・・!!

フー・・・・・・ごめんなさい。
ロンドンたるものが、ちょっと取り乱しちゃったみたいだわ(苦笑)
どうやらオレオは、私たち淑女にだけ感じ取ることができるウィスパーを
発しているみたいね。
だから「俺、オレオ好きだよ」って言ってくる男がいたら要注意よ。
なぜって?
だって、甘くてほろ苦い「オレオ詐欺」にひっかかってしまうかもしれないから・・・。

さて、本日の一流の空の旅、いかがでしたかしら?
機長はあなた、フライトアテンダントはわたくしロンドンでした。
皆様のまたのご搭乗、心よりお待ちしております。